いちファンが選ぶベスト・オブ・キタダ【syrup16g編】①
単なる思いつきで始めてみようと思う。
※各アルバムから独断と偏見で1曲をセレクト
まずは「delayed」から。
にしても。
久しぶりに聴いたらびっくりした。
Rebornとか、なんだこの声のハリは!と。
大丈夫、わたしも歳をとりました。みんなも歳をとりました。
「delayed」はキタダさんレコーディング初参加、かつ過去曲を集めたアルバム。
ゆえに「ちょっと様子を伺いつつ既存のベースラインを淡々と弾いてる」印象をわたしは勝手に抱いている。
もちろんキタダさんなりのアレンジは加わっているが、全体的に控えめで、興に乗ると唄い踊っちゃうようなキタダ節はここではまだ姿を現さない。
けれど、一音一音、とても丁寧に弾いている気がする。
(他のは丁寧じゃないとかそういう意味ではなく)
音の粒が、いちいち愛おしい。うまく言い表せないが、そんな感じ。
というわけで、このアルバムでは音の愛おしさを選定基準にしてみようと思い、選んだのは
M4「水色の風」
正直ノリで選べば「落堕」になるかなあと思っていたけど、落堕はライブがカッコ良すぎてずるいので最終的に却下。
この曲は、ベース始めたての頃に某所でTAB譜を見つけて練習していたので、思い入れがあると言ったらそれまでなんだけど。
単に音数(オタマジャクシ数)が少なく、テンポもそこまで速くないので選んだのだが、経験者は知っている、こういう曲ほど上手い下手が如実に現れるということを。
次回は「HELL-SEE」から。
このアルバムは特別なのでじっくり吟味していきたい。