I'm Listen 鼓膜の振動で

またさぼってました。
いろいろと心身にガタがくるお年頃なのです。

見つからなくて諦めていたT.V.JESUSのCDをついにゲットしました。

というか、いきなり話それますが、ちょっと前に例の分厚いぷっしろ本を買ったんです。
字が小さかったら読めないしやだなあと思って(笑)買うのをずっとためらってました。大丈夫でしたが。

キタダさんのインタビューはてっきり過去のものを発掘したやつだと思っていたんですが、SPICEでのインタビューの延長線といった内容でしたね。

P.575の教則本のくだりや、自分がやりたい音楽性が見つかるも自らバンドを組むことはなく誘われるままにベースを弾いていた大学生時代の話などは、なるほどこうやって「キタダマキ」が形成されていったのかと、とても興味深かったです。

あとP.585のHELL-SEEのくだり。迷いが吹っ切れた、という箇所を読んで真っ先に頭の中で流れたのがI'm劣性のイントロでした。デデデデーンって入るあのベースの音めちゃめちゃ好きなんです。HELL-SEEは個人的に今のシロップのファーストアルバム(もといシングル)のような存在で、佐藤さんがいなくなってブーブー文句言ってた私を音で黙らせにきた…そんな当時の記憶も思い起こさせる内容でした。

P.590以降はほんとに…ここだけに4,030円出したといっても過言ではないです。私が思っていた以上にキタダさんの中ではシロップの存在が大きかったのだなと。ぶっちゃけ衝撃でした。もちろんいい意味で。

話戻ります。

そのインタビューの中でT.V.JESUSが出てきたので、ダメもとで再び探し始めたらあっけなく入手できた次第です。かつての苦労何だったの。

クレジットは曲ごとではなく、けれどベースはキタダさんの名前だけだったので、全曲聴いて恐らくですが〈2,4,5,7,9,10,11,13〉を弾いてるんだと思います。あまり自信はない。

いかようにも音はいじれるけど指のタッチで自分の音を作ることを大切にしたい、みたいなインタビュー記事はなんだったかな。だからきっと、昔から変わらぬ何かがその音にはあって、私がキタダさんのベースに惚れた理由もそこにあると思っているので、要は己の勘を頼りに判別するしかないなと。間違ってたらごめんなさい。